こんにちは。千葉のチカゲェと申します。
先日開催された「かしよに! 第1回大会 【起源戦/三拾一捨】」の大会後フリープレイにて、私の大会主催に向けたテストプレイも兼ねて成長戦を遊んできました。(大会申請前にやれ。)
ルール整備を目的としたデバッグのつもりでしたが、思った以上におもしろかったので、プレイ記録に残してみます。
ちなみに、成長戦のルールやカード、記入シートは下記公式ホームページからDLできます。
メガミ選出
使用できるメガミは「任意のオリジンメガミ」であるとルールに明記されています。
現在のプールだと、起源戦18柱にメグミ・カナヱを加えた20柱から選択していく事になります。
そんな中から今回私が選出したのは薙毒です。起源戦において強度が高いと言われていて以前から興味があったので、いい機会だと思い選出してみました。
最初の強化
さて、対戦にお付き合いいただいたお相手はぺんたさん、まことさん、陽さんの御三方です。
全員ほぼ成長戦初心者だったので、一つ一つルールを確認しながらスタート。
まず、最初の強化では経験点4点が追加されます。
ここはとりあえず特技の強化を選択。
見えたカードは「全能舞台」「逃れの技」「静電火花」の3枚です。
ここで注目したのは「静電火花」。
行動通常札を使用すると、処理後に「3-6/1/1」の攻撃が飛ぶようになります。
「毒霧」がオーラを削るようになったら最強では???
と思っていたのですが、なんとこの薙毒という組み合わせ、青い札が2枚しかありません。
まぁ「見切り」も最強カードですし、そもそも薙毒のリーサルはオーラを全部剥がして「律動弧戟」を叩き込む事になりがちなので、弱い事はないでしょう。
という訳で「静電火花」を選択します。
これで残り経験点は0になりました。
時間の関係から、1戦目は全員不戦勝扱いで省略し、次の強化へ。
2回目の強化
2回目以降の強化では、経験点6点が追加されます。
ここからは経験点4~5の特技も獲得できるようになるため、より派手な強化が施されることが予想されます。
ここで初めて全員の選出を確認。
まことさんは刀書。特技「鋭き一撃」を獲得しています。恐らく「詭弁」と「斬」を強化していそうです。
陽さんは刀旗。特技「臨機応変」は「桜吹雪」をステップとして使う狙いだろうと予想。経験点2を持ち越している為、このラウンドで大幅に強化してくる事が予想できます。
ぺんたさんは鏡面。特技「おいでませ安岐那商店」によって、切り札ガチャから1枚引いています。何が追加されたかは分かりません。
さて、強化内容に移ります。
最初の強化は当然特技を引いていきます。
引いたのは「瞬間思考拡大」「完全習熟」「仙人呼法」。
少し悩みますが、別に「律動弧戟」を半額にしなくてもフレア足りてるし、手札は手なりで捌いて普通に強い組み合わせなので、残りの候補である「仙人呼法」をチョイス。
「仙人呼法」は、自分が再構成ダメージを受けなくなります。
実質2〜3点の擬似ライフゲインであり、ついでに刀書に対して再構成連打して詭弁や立論反論、荘語のパフォーマンスを削ぐ狙いもあります。
余った経験点は持ち越すこともできますが、目の前の対戦に勝たないと先がない為、とりあえず初期フレア+1に突っ込みます。流転1回分と考えれば無駄にはならないでしょう。
桜花決闘①
ランダムにマッチングし、対面は陽さんの刀旗。
特技は「臨機応変」「静電火花」「敏腕」の3枚。
ここで、「敏腕」の対象を追加札から選べるか審議が入ります。
「敏腕」は、選択した2枚の通常攻撃札に距離拡大(近1)を与えます。
まぁ問題なさそうだったので、今回についてはこの手の強化系特技の指摘先は追加札や他メガミのカードでもいい事にして続行します。
眼前構築で組んだデッキがこちら。
飛苦無、遁術、毒霧、八方振り、薙切り、石突き、無音壁
流転の霞毒、律動弧戟、音無砕氷
再構成がタダでできるようになったので、「毒霧」を使い回して負担をかけつつ適当に「無音壁」で相手のリーサルを消滅させながら戦っていく構想です。
決闘は後手番スタート。とりあえず「毒霧」で「弛緩毒」を送り様子見。宿しから飲んできたので、ノーダメージ再構成からおかわり「幻覚毒」を送ろうとしますが引けず。その後は前進に合わせて適当に攻撃を刻み、オーラに負担をかけ続けていきます。
途中、「気迫」と「敏腕」で(距離拡大:近1)が2回乗った「突撃零式」が3距離で飛んできておったまげましたが、リードが取れていたので「この旗の名の下に」や「月影落とし」を警戒してライフで受けて事なきを得ます。最後は「律動弧戟」を絡めたリーサルで勝利。
ちなみに、お相手は擬似対応を付加した「桜吹雪」で「毒針」を回避しようとしていたようです。(生憎、こちらのデッキには入っていませんでしたが。)
3回目の強化
さて、最後の強化に移ります。次の決勝戦ではお互い大幅に強化された状態での対戦となる為、未知の体験の予感に心が躍ります。
経験点6を獲得。
特技を選択し、引いてきたのは「変心」「全能舞台」「呼吸法」。
ん??????????
「呼吸法」
必要経験点2
あなたは山札を再構成するたびに集中力を1得る。すでに集中力が2なら、代わりにカードを1枚引く。
代わりにカードを1枚引く。
代 わ り に カ ー ド を 1 枚 引 く 。
世界壊れたぁぁぁああああああああ!!!!!
私の技能には既に「仙人呼法」があり、私は毎ターンノーダメージで再構成し放題です。
こうして毎ターン無条件で3ドローする薙毒が誕生しました。最強ですね、ハイ。
余った経験点3は、ライフとフレアに回すか悩みましたが、これ別にフレア要らなくね?となったのでとりあえず1点払って特技を捲ります。
ここで大本命の「強き一撃」が見えたので、「毒針」と「飛苦無」に「(+1/+0)」の修正を与えておきます。
桜花決闘②
こうしてできたデッキがこちら。
石突き、八方振り、見切り、飛苦無、毒霧、毒針、遁術
律動弧戟、音無砕氷、流転の霞毒
初期フレア+1
「静電火花」
通常行動札使用後、3-6/1/1
「仙人呼法」
自再構成ダメージなし
「呼吸法」
自再構成後1集中。既に集中が2なら代わりに1ドロー。
「強き一撃」
通常攻撃札2枚に+1/+0を付加。
(対象:毒針、飛苦無)
メインデッキ実質全部赤札、毎ターン3ドローの最強薙毒が完成しました。
・・・バケモノか?
正直負ける気がしないですね。
さて、対戦相手はぺんたさん。
鏡面を使用していて、前の決闘で付加されていた特技は「おいでませ安岐那商店」「託された結晶」の2枚。
最後の強化では「おいでませ安岐那商店」2枚目からおかわりガチャを引いていました。あとはフレア+1ともう一枚経験点1の特技があったはずです。(何だったかは忘れました。すみません。)
決闘はあまりにも一方的なものでした。
「脚本家」で「位置取り」を展開してくる相手に対し、「毒霧」で適当にしゃがみます。そして、前に出てからはもう一方的に殴るだけです。山に入っているのは全て最低でも1/1以上のパフォーマンスを持つ赤札で、それを3枚ずつ引いてくるので、凄まじい火力が出ます。一方こちらは再構成ダメージを受けることもないので、一時ライフ10-4くらいにまでなっていました。
”八相振り”を優先してオーラを薄くしていた事に加え、相手の頑張りもあってノーダメージ決着とはなりませんでしたが、最後まで一方的に殴りきって勝利です。
ちなみに、余談ですが、隣の卓では「全盛の体現」によって全力を消され、「鋭き一撃」によってライフダメージをバフされた非全力-/2の「詭弁」が驚異的な打点を形成していたようです。世界壊れてますね。(お前が言うな)
まとめ
成長戦テストプレイ記事、如何だったでしょうか。
私は初めて遊びましたが、本当に強いデッキが組み上がり、興奮を抑えることができませんでした。
特技の組み合わせによってコンボが成立した時の出力は、並の決闘では想像し得ないほど強力で、とても爽快感のある体験ができます。
これまでいろいろな特殊レギュレーションを体験して来た身ですが、成長戦は数あるゲームの中でも随一の盛り上がりを感じられるものであり、心からお勧めできます。
本記事をご覧になっている皆さまも是非体験してみてはいかがでしょうか。
ちなみに、本レギュレーション【TRPG:成長戦】を採用した公認大会を10/31(日)の15:30より開催予定です。
優勝した方にはサリヤタロット及びブラック炎天も出ます。
興味がある方は是非ご参加頂けると幸いです。
詳細なルール、参加申請等は、下記Twiplaから受け付けております。
https://twipla.jp/events/493456
ふるよにコモンズ/BakaFire,TOKIAME
https://main-bakafire.ssl-lolipop.jp/furuyoni/na/rule.html